カンボジアとベトナムの旅

                                               2007年21日〜27日

 年金生活者として蓄えは増えることなく、介護保険や税金などで出て行くばかりです。
 老後のたくわえを考えるとマスマス頭の毛が少なくなってきます。
 いつまで元気に生きておられるか、どちらが先にあの世にいくか・・・・等、不安な材料はいろいろありますが、
 幸いにも連れ合いも私も「元気なうちに楽しもう!」という考えが一致しています。
 そこで今回はカンボジアとベトナムに行ってきました。

 旅の楽しみ方にはいろいろありますが、私は次の4つを楽しんでいます。

1. いろいろと想像しながらの旅に出る前の情報集めの楽しさ
2. 知らない土地での初めての体験、いろいろな人との出会いの楽しさ
3. 旅の写真やパンフレットを整理しながら旅を振り返る楽しさ
4. 旅の思い出を他の人に伝える楽しさ

                          
これから3番目と4番目を楽しみたいと思います。

日 程 地   名 ス ケ ジ ュ ー ル
関西国際空港発
ハノイ着
本郷、新幹線、はるかで、関西空港へ
直行便でベトナムの首都ハノイへ、そしてホテルへ。
ハー・ロン湾
ハノイ
世界遺産(ハー・ロン湾観光・クルーズ)
伝統芸能の水上人形劇の観賞
ハノイ
シェムリアップ
ハノイ市内観光
アンコールトム
アンコールワット
アンコールトム観光
アンコールワット遺跡観光と夕日鑑賞
クメール古典舞踊アブサラダンスショー観賞
バンテアイ・スレイ
ホーチミン
バンテアイ・スレイ観光
オールドマーケットの観光
ホーチミン
ミトー
ホーチミン市内観光
メコン川クルーズ・ミニジャングルクルーズ
ベトナム民族舞踊ショーの観賞
関西空港
新幹線(三原駅)
新幹線(はるか)で福山、そして本郷へ

今回の発見!

 今回の旅行でも、「日本の常識は世界の非常識!」なるものを体験してきました。   

1. バイクはヘルメット不要、免許証不要、ナンバープレート不要、
   そして究極は「何歳からでも運転可能」

私の知っている中では、一番交通事情が混乱していました。
バイクには何人乗っても良いのです。
驚いたことには、免許証はナシ、年齢制限もナシ、そして車のナンバープレートがないのです。
ナンバープレートを付けているのは、「ワシはお金があり、チャンと税金を払っているぞ!」と言うステータスシンボルなのです。
それにしても事故が起きないのが不思議です。
バックミラーは、接触しやすいので外されています。と言うことは・・・
「わしゃー、後のこは知らへんどー」と言うことなのです。
交通信号機数が少ないのです。ガイドさん曰く
「信号機があると混乱します」とのこと。混乱を防ぐための信号機なのに?
ナットクしました、赤信号であっても堂々と進むのです。 これでは・・・・   (カンボジア)

2. 横断歩道を渡るときには、速く! いやユックリと渡らなければいけません。
ユックリと歩く方が安全なのです。バイクの方から歩行者を避けてくれるのです。
急な動きをすると、バイクも対応できず衝突・接触事故となるのです。
横断歩道は機能せず、どこを渡ってもOKなのです。
ここではバイクに4人が乗っています。しかも横断歩道を走っています。
とにかくクラクションが鳴り響いています。

3.地震も台風もナシ!こんな国があったのだ!

 ベトナムやカンボジアには地震も台風もないので、家は赤レンガを積み上げた簡単なものです。
 家の形は間口が狭く、奥行きが長いのです。しかも側面には窓がないのです。
 何故窓がないのでしょうか?
 答えは、プライバシーです。隣の家ともめたくないので窓を作らないのです。

4. 高速道路は速く走ったら罰金!しかし一般道では・・・・   

高速道路の最高速度は70Km/h ですが、
一般道では90Km以上のスピードで走るのです。

その訳は、高速道路では警察官の検問があり、
一般道ではスピード違反が多すぎて混乱があるので
検問なし。

5. 教師は貧乏人の代名詞?

 教員や警察官には資格試験がないので、誰でもなることが出来るのです。しかし給料は安いそうです。
そのため、教師の質が低下、警察官の汚職が氾濫しているそうです。
先生が受験校のアルバイトをすることは理解できますが、野菜やアイスクリーム、そして弁当を学校に持ってきて売る。
しかも、買ってくれた子どもには高い点をつけ、買わない(買えない)子どもには低い点を付けるそうです。
警察官は賄賂で、先生もアルバイトで実際はお金持ちが多いそうです。

6. ベトナムやカンボジアの人たちは貧しくはなく、わたしたちにない「豊かな」生活を送っている?

 貧乏な階層があるのは確かですが、家が小さくても外のハンモックで寝る。道路も寝室や居間の延長なのです。
 年中暖かく、衣類もそんなに必要なく、アパート(5〜6部屋)の家賃は月300円、通勤は自転車で10分、昼の休憩はたっぷりと2時間(家に帰って昼食と昼寝)、残業なし、午後5時には帰宅、食べ物の豊かで新鮮、しかも値段は日本の数十分の一。
満員電車なし、地震なし、人の住んでいない土地は自由に自分のものに出来る。 どうですか?良いでしょう!

7. 物の値段は人によって違う?

ハノイの町では、「ベトナム人価格」「越僑価格」「外国人観光客価格」があるようです。

航空運賃(ハノイーホーチミンの運賃が180ドルだが、ベトナム人は半額)、遺跡の入場料(カンボジヤ人はアンコールワット観光の入場料はタダ!しかし私は40ドル)などと違うのです。


物の値段は交渉能力が必要です。

野球帽を持った女の子が、「5つで千円!」と連呼。そのうち「10個で千円」 。

最後には「15個で千円」までダウンしました。  

8. コウモリ、サル、犬、サル、蛇、蟻がご馳走!

ベトナム料理もカンボジア料理も美味しくいただきました。
外での食事が多いようで、歩道のいたるところで食事をする姿が見られました。
豚もアヒルもバイクに乗って楽しそう? これからどこに行くのか知っているのかな?

9. 歩道は歩くものではなく、私のもの!

歩道は商売の陳列場所。 そのため、私たちは車道を闊歩。
後からは「プープー」とクラクションの嵐。ここで急に動いたらダメなのです。
そのまま、ユックリとユックリと歩くのです。バイクの方が上手いこと避けてくれます。

10. 京唄子はカンボジア人?

クメール人の微笑みと言われる仏像が乱立。 カンボジアの民族衣装を着た若者が「写真!写真!」と近づいてきます。
さて、この中にタレントの「京唄子」そっくりな像があるのです。 この写真をクリックしてください。

 思い出の場面

アンコールワットに代表される遺跡を見たい!と強く思っていました。それが今回実現、すばらしかった。
写真で見るのと実物を見るのとではぜんぜん違うことを実感しました。
ガジュマルの木が遺跡を押しつぶしており、近い将来崩壊するとのことです。
「海の桂林」と言われるハロン湾、ここが私にとっては一番良かった所です。
船内で「ベトナム海鮮料理」を取り、その後はデッキでのんびりと3時間のクルーズ
カンボジアで見たアブサラスダンスショーが良かった。 指の反りがビックリ!
ハノイで見た「水上人形劇場」も面白かった。最後に人形を操作した人とご対面!
これは何でしょうか?
魚(名前はわかりません)の干物です。左に頭、右に尾っぽ、そして上に背骨があります。