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    旅の福袋(新年ミステリーツアー)        2009年

初詣めぐり! ふぐ刺しと温泉! お持ち帰り盛りたくさん!

1.○○○○稲荷の一つの○○○○○神社と○○○○を祀る○○神社を参拝

2.昼食はふぐ刺しを含むふぐ会席をご賞味

3.○○○○○でゆったりご入浴

これは行かねばならない!と、行ってきました。
ふぐ料理なので山口県、それも下関方面と想像しました。
防府天満宮? 下関の赤間神社? 温泉は俵山? いろいろと想像しましたが・・・・・・ 
あとは行ってのお楽しみ!

7時40分に三原駅をバスで出発。本郷ICより高速道路に、下松SAでトイレ休憩、いよいよ防府で一般道路に!
ところがバスはそのまま走り続け、美祢ICから一般道に・・・

「先に温泉か?」「湯本温泉?俵山温泉?」

ところがバスはそのまま長門に、仙崎港の近くで昼食、その後日本海を左に見ながら萩の町に、ここで松陰神社を参拝、そして津和野の町に向かったのです。(私の想像は完全に裏切られました。)

津和野には日本5大稲荷の「太鼓谷稲荷」があったのです。

最後に道の駅「なごみの里」で風呂に入って疲れを取りました。

お土産に「ズワイガニ」「イカやアジなどの一夜干」「お神酒」などいろいろゲットして満足!満足!

ここでふぐ刺しを食べました。味は・・ 「松陰神社」です。ここで、タケノコを見つけました。
こんなに狭い部屋で・・・ 三が日が過ぎたと言うのに・・・ 津和野の町の中を見学


   定年後に連れ合いと行った旅の記録です。      





  長湯温泉・二泊三日湯治体験の旅

 「50代からの自分ライフが3倍楽しくなる定期購読誌」「50代からの自分ライフを格好よく!」のキャッチコピーで、JTBパブリッシングが月刊誌「ノジュール」を発刊しています。
本屋では売っていませんが、新聞の広告を見て興味を持ち昨年から読み始めましたが、内容豊かで今のところ満足しています。

寒かったり暑かったりと、体調の管理が難しい季節になり、「腰が痛いのー」「肩が凝ってどーにもならんでよー」と愚痴をこぼしているときに、「ノジュールさま」より、「湯治体験のモニターをしませんか?」と話があったのです。

連れ合いに相談すると、即座に「行くよ!」、この一言とで決定!  

宿泊費、交通費、食事代など取材に必要な費用はすべてノジュールが負担とのこと、やった!と心ウキウキ、前日はよく寝られませんでした。

1日目

2月26日(木)、6時半起床(いつもは7時半過ぎに目が覚めるのですが)、朝食後、愛犬ハナを散歩に連れて行き、「ハナ、しっかりと留守番をするんど。」と言いつけ、8時に我が家を出発。

ナビをみると、「16時05分に長湯温泉に到着」と表示、「これは長い旅になるぞ!」と心に言い聞かせ愛車イプサムのアクセルを踏み続ける。

9時半に下松SAに到着、ここでまず一回目のトイレ休憩、11時半に関門海峡を越えて九州に到着、「小倉東IC」より国道10号線に乗り、12時半、道の駅「おこしかけ」が見えた。腹も減っているので、寄ってみる。

「湯治体験」と言うことは、自炊もしなければいけないのでここでベーコンや雑炊などの食料を仕入れました。

ふと見ると、「日替わり定食600円」とあり、美味しそうな鳥の唐揚げがついている。

店を出来きた人に「美味しかったですか?」と聞いてみると「豆腐が抜群!美味しかったのでご飯が全部食べれなかった。」との返事。「よし、ここにしよう!」と入りました。

本当に美味しかった。豆腐はバイキング形式で、お変わりは自由。

私たちの後は、「ごめんなさい!今日の定食はなくなりました」と断っておられました。

腹が一杯になり、一路長湯温泉に向かって出発。



13時 水の駅(道の駅の間違いではありません)「おづる」に出会いました。

温泉を掘ろうとしたところ、水が出てきたそうです。とにかく大量の水がコンコンと湧き出ているのです。

ペットボトルを抱えた地域の人たちがたくさん水を汲みに来ていました。

地元の「本郷名水」が1回100円で給水なので、帰ったら観光協会に一言言わねばならないと思いました。ここで、本日の晩酌に飲む水割り用の水をゲットしました。この水は本当に美味しかったです。

地図を見ると、近くに「籾山神社の大ケヤキ」があるとのこと、行って来ました。

神社の側に、見上げるような大木あり、静寂の中に凛とした姿を見せてくれました。

すぐそばに「籾山名水」がありました。

ここは個人所有の湧き水ですが、自由に持ち帰りが可能で、土日には県外からも多くの人が訪れるようです。

その名水で豆腐を作っておられる豆腐工場に、「あのー、私はノジュールという雑誌にこの付近の記事を書く者ですが、豆腐を作るところを写真に撮らせてもらってもいいですか?」
(多分、モニターとは思わず、雑誌の記者と思ったと思います。これは詐欺罪?)

豆腐を作るのは朝の4時からとのこと、4時は無理なので明日の7時ごろ来ることを約束して宿に向かいました。

今回2泊する宿「万象の湯」は、長湯歴史温泉伝承館として最近出来た施設で、隣接の湯治棟は外壁が黄金色、廊下は癒しの薄紅色で杉やヒノキを使ったバリアフリー、部屋の窓からは芹川が望める素敵な部屋でした。

「滞在中は係りの者が客室には参りませんので、よろしくお願いいたします。」と注意書きがありましたが、湯治客とては喜ばしい限りです。

係りの人の「家族風呂に入られますか?」との問いに「入ります!」と即答。

連れ合いと何年ぶりかのお風呂、入ってみると中には透明な水風呂(これが炭酸を含んだ地下水で約20℃)「ぶくぶく水風呂」と42℃前後の黄金色の温泉があり、交互に浸かると体が温まります。

温泉の効能を見ると、「入浴中に皮膚に付着する炭酸ガスは、非常に小さな分子で簡単に皮膚を通過して毛細血管まで浸入してきます。
毛細血管は、浸入してきた炭酸ガスを老廃物としてみなし、洗いながそうとします。
これが血管を広げ、酸素を送りこもうとすることによる血流の活性化作用なのです。」と書かれてあった。

たしかに湯上り後も長時間、体がホカほかして気持ちがよく、腰の痛みも和らいだ感じだ。

露天風呂に出てみると、目の下に芹川が流れており、川の中には鴨の親子が泳いでいました。



夕食は「エノハの唐揚げ」バイキング料理(2300円)、地元で取れた野菜を使った薬膳料理などが30品目以上あり、美味しくいただきました。満足、満足です。

ところで、「エノハ」とは? (本日の発見!)

山女(ヤマメ)」のことなのです。この竹田市の近辺にはきれいな湧き水の出るところがたくさんあり、この真水を利用して川魚の養殖が行われているのです。

この「エノハの唐揚げ」は、ビールとともにいただき、エノハの身がホクホクして美味しかった。

夜9時に2回目の入浴、焼酎の水割り(もちろん「おづるの名水」です)を美味しく頂き明日のことを考えて早めに床につきました。


2日目(一日中小雨)

携帯の目覚ましで6時半に起床、すぐに昨日の豆腐屋さんに直行しました。

「郷豆腐店」に着くと、軽やかな演歌が聞こえ、郷トヨ子さん(67歳)が一人で作業中。

氷川きよしや北山たかしが好きで、CDがたくさんありました。

丁度「寄せ豆腐」を作っておられ、「食べてみるか?」と試食させていただくと、これがうまい!

「うちの豆腐は、大豆をたくさん使うのでうまいんよ。土・日などは、県外(山口や北九州など)から水を汲みに来て、豆腐を買って帰られます。」

確かに、湧き水がコンコンと流れ出ている。早朝4時ごろから作業が始まり、日に250丁あまりの豆腐を作られ、「揚げ」も同時に作られていました。

宿への道で、夕食の材料を求め「おんせん市場」に行き、地元「芹川ダム」で釣れた公魚(わかさぎ)500円を購入しました。
連れ合い曰く、「広島ではこんな型で新鮮な公魚は手に入らない。」しかも子持ちなのです。広島では子持ちは高級料理店に直行して、我々の口に入ることはないそうです。

すでに購入したベーコンや豆腐を生かして水炊きにすることに決定、芹やシイタケを購入する。

公魚を酒蒸にするために地元の日本酒を購入し、結局日本酒の残りは私が美味しく頂きました。

朝食を自炊する予定でしたが、数多くの豆腐の試食で腹が一杯、一旦宿舎に帰って本日一回目の入浴をする。

入浴後は布団の中で、持ってきた小説を読みのんびりする。湯治の良いところは、風呂にいつでも入れたり、本を読んだりしてのんびり出来ることです。
運動がてら小雨の中、傘をさして芹川沿いを歩いて行くと、飲泉場があった。
そしてしばらく行くと、尖り帽子の外壁に「焼杉」を使用した黒っぽいハイカラな建物が見えてきた。

長湯温泉のイメージは「ラムネ温泉」、ここに入らねば来た価値はない!と入りました。

お勧めの入浴方法はパンフレットによると、内湯(42度)に5分→サウナに10分→シャワー→ラムネ温泉(露天)32度に20分→内湯に10分と書かれていました。

露天風呂には、冷たい外気が入らないようにビニールハウスのようになったいた。


入るには少し勇気がいるが、サウナの火照った体には気持ちの良い冷たさです。

お湯に浸かっているとたちまち体中に小さな泡がまつわりついて、入浴剤「バブ」の12倍(花王研究所調査)を実感し、「体を洗わず、心を洗う ラムネの湯」と書かれたのを見ながら、ラムネ湯を満喫する。

湯船に3人おられたので聞いてみると、茨城・大阪・千葉から来られたとのこと、いずれも飛行機で九州まで来られ、その後はレンタカーで温泉のめぐりの旅(別府温泉・由布院温泉・黒川温泉)を続けられているそうです。

「温泉湯を飲むと、糖尿病や痛風に効果あり」とあったので飲んでみるが、温くて一日置いたラムネを飲む感じで不味い。

「温泉水・マグナ1800」500ml1本180円(これで焼酎を割るとべらぼうにうまい! 嵐山光三郎)があったが、飲んだイメージが残っておりこれはパス。

しかし、帰ってからパンフレットを見ていると、「名水百選・竹田湧水とのブレンドにより、一層飲みやすく、まろやかに仕上げています。」とあり、買っとけば良かった!と後悔しました。

十分温まったり腹が減ってきた。外に出るとまだ雨がしとしと、橋のそばに食堂「正直屋」を見つける。「エノハ・鯉・スッポン料理とあり」、川魚の好きな私は連れ合いに相談なく店内に入りました。

鯉のアライや鯉コクなど全7品目が付く「鯉定食」(1700円)を注文、連れ合いは「とりもも骨付き1本の唐揚げ定食」(900円)を注文、酒を飲みながら美味しい昼食をいただきました。これも湯治の醍醐味である。

食堂を出ると芹川の中に湯船があり、「年中無休、無料で入浴できる露天風呂、『ガニ湯』です。」とあった。暗くなって人通りが少なくなると入る人もいるようです。

ここでビックリ、川の中を馬に乗った人たちがいるのです。しかも、どこかのTV番組なのかカメラが回っていました。

聞けば明日からの「開湯三百年記念祭」で、「日本初、リバーホーストレッキング」があり、馬に乗れるとのこと、残念なり!

町内には外湯と飲泉所がいたるところで見ることが出来ます。

今回は2泊3日であったが、今度は1週間ぐらいゆっくりと湯治をしていろんなところの外湯を巡って見たいものです。

宿に帰って昼寝、夕食前に本日3回目の入浴をする。

「湯治体験モニター」としては夕食こそ自炊をしなければならない。

買ってきた材料を使って、「公魚の酒蒸」と「ベーコンと豆腐の水炊き」の料理を作ってくれた。

酒蒸の残りの日本酒を飲みながら、コタツの上でベーコンの水炊きをいただきました。

豆腐が美味しかった。芹の香りも良かった。ベーコンの甘みも抜群。美味しい夕食をいただき、寝る前に4度目の入浴をして、明日の長距離ドライブを考えて早めに寝ました。
3日目

起きてみると窓の外は明るく、雨は上がっていた。今日は湯治体験最後の日、朝食の「そば雑炊」と「インスタント味噌汁」をいただき、二人仲良く宿の前で記念撮影をして湯治の宿を去ることになりました。

二日間お世話になった宿をおさらばして、昨日訪れた「郷豆腐店」に行き、「寄せ豆腐・パック詰め豆腐・揚げ・厚揚げ・おから」を購入、「昼食にこれを持って帰りなさい」と「五目稲荷と鳥釜稲荷そして卯の花」をいただきました。

最後にもう一度長湯温泉に入るため、平成10年にオープンした「直入町温泉療養文化館・御前湯」に行きました。(大人500円)

公魚を買った「温泉市場」のすぐ側にある木造の西洋建築で休憩室も大きく、本日は1階が男性、女性は3階となっていましたが、偶数日と奇数日で変わるようです。

1階の風呂に入ると、なれ親しんだ黄金色の湯船が待っていてくれました。

内風呂は幾分熱めであったが、十分に体を温めて露天風呂に行くと、湯も低めでゆっくりと火照った体を外の景色を眺めながら落ち着かせることが出来ました。

湯治生活最後の温泉を堪能していよいよ我が家(広島の三原)に出発です。

「昨日の公魚が旨かったので買って帰ろう」との連れ合いの声で、「温泉市場」に3度目の訪問。

来た道を帰るのは面白くないので、帰りは久住高原から小国町を抜け、日田ICから大分自動車道、そして九州自動車道から中国自動車道へと行く工程を選びました。
その途中で、「杖立・観音岩温泉」と書かれた看板が川向こうに見え、道路の側に「豊作市場」がありそこで我が家のみやげ物(全て二人が食べるもの)を購入しました。

 本日の発見! パール柑?

熊本県産パール柑なるものが1個90円で売られていた。
見ると文旦である。地域によって呼び名が違うことをこの旅で学んだ。
(ヤマメ=エノハ)

杖立名産の干し椎茸、どんこ生椎茸、
大分ひたの花ワサビなどを購入!

今回の全行程9571Km、子どもたちを育て退職7年、久しぶりにゆっくりと温泉三昧の日を送ることが出来ました。





   定年後に連れ合いと行った旅の記録です。      


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