湯治の旅                   2007年1月8日〜18日

最近、体のアチコチにサビが出だしました。そこで、サビ落しの旅に行ってきました。
いつもはバス会社のツアーに参加していたのですが、今回は純然たる個人旅行。泊まった所は一泊3000円の素泊まりの宿。
これが抜群に良かったのです。
鉄輪温泉のど真ん中にあって、宿の中には温泉あり、地獄蒸しの設備あり、そして静かな環境でスッカリとサビを落としてきました。
これから又、サビ付かないようにしなければいけません。

一日目  本郷 → 山陽道 → 下関  宿泊(下関グランドホテル)

赤間神社で今回の旅の無事をお願いする。  関門橋を渡れば九州です。ここは下関
ここ「唐戸市場」には是非、一度は行ってみてください。魚市場の中で、鮨が食べれるのです。お酒の持ち込みOK!
私は4時過ぎに行ったので、閉店まぎは。それが良かったのだ!
500円のオオトロが100円、ここで握り鮨とテンプラを購入し、ホテルの部屋で豪華な夕食、美味しかった!

二日目 下関 → 関門トンネル → 青の洞門 → 耶馬溪 → 湯布院 → 鉄輪温泉 → 宿(双葉荘)

朝の3時からスタート、8時には静かなものです。 ここで食べた朝食が美味かった! 青の洞門
今の入り口と本当の昔の入り口、愛犬「ハナ」も見学しました。 トンネルの中が暗いので明けた窓
耶馬溪の中にある「一目八景」 由布院の町が見えました。 雪をかぶった由布岳が奥に見えます。

三日目から八日目

湯治の旅館(双葉荘)で七泊、二階の部屋に案内され、その後は自由。
いつ起きようと、いつ寝ようと、何を食べようと自由!
朝起きて、顔を洗いに風呂に(これが一番風呂)、朝の散歩の後に風呂、夕方の散歩の後に風呂、寝る前に風呂。
しかも、この風呂がほぼ貸しきり状態。

途中で、「国東半島、石仏めぐり」の旅に行ってきましたが、その他はユックリと湯治生活を満喫しました。


   定年後に連れ合いと行った旅の記録です。      


   双葉荘での生活

インターネットで調べた結果、この双葉荘に決定しました。
表からも裏からも出入りが自由、私たちは2階にお世話になりましたが、多くの方が湯治の生活を送っておられました。
年末から3月末まで双葉荘で生活をするという中年の男性、住所は北海道札幌、暖かくなったらまた北上するとのこと。
91歳のおじいさん、20年前に奥さんが亡くなられたそうですが、「青春18キップ」で岡山から来たそうです。
いろんな人生を歩かれた人の集まりですが、ここにいる人はそれなりに満足した生き方をされた人なのだと思いました。
ということは・・・・・ 私も?

私の一日

朝起きるとまずは風呂、これが熱いのだ! 「効能が薄まるので、できるだけ水を入れないで下さい」と注意書き。
少しだけ水を入れて、がまん!我慢!
朝食後はハナと裏道を散歩。一汗かいたところで今度は町内にあるお風呂へ。「無料」「100円」といろいろある。
町の人と話しながらユックリと浸かる。
宿に帰って読書、そのうちに昼食。
昼寝をしてまた読書、そしてハナとの散歩、帰ってきて又お風呂へ。
風呂上りに一杯のんで、夕食。そして、寝る前にまた〃お風呂に。

地獄蒸し料理

鉄輪の町の中には、いたる所から熱湯が吹き出ている。下水も温かいので、冬でも蚊が飛んでいる。
その熱湯が旅館にも湧き出ており、風呂へ、各部屋の暖房へ、オンドル(洗濯物を干す所)へ、そして地獄炊事に使われるのです。
地獄釜での料理は、素材の本来持つ旨みが引き出され、調味料が要らないで美味しくいただけました。
ハマグリ、お芋、卵、魚、野菜・・・・ どれもバツグンでした。


これが地獄釜です。
旅館の中にこれがあるのです。ここから熱湯が湧き出ています。 この中に材料を入れて・・・

蒸し風呂

忠海の「岩風呂」には海草を敷きしめられていますが、ここの蒸し風呂には、「石菖(せきしょう)」という葉っぱが敷かれています。
ほのかな枯れ草のにおい、じんわりと体全体が暖められ、持病の神経痛にも効いたようです。

左が以前のむし湯、新しいむし湯は男女別、210円が500円に値上げ  むし湯について詳しくはここ

鉄輪温泉

別府で有名な「地獄めぐり」のあるところが、「鉄輪温泉」です。(カンナワ)と読みます。
ホテルや旅館が立ち並んでおり、いたるところに「貸間あります」の看板あり。
洗面道具と着るものを持っていけば、後はすべて無料で貸してもらえます。
一泊が一人3000円、関アジや関サバを料理しても二人で一万円もあれば充分です。

岡の上から別府湾が見えます いたる所から湯気が出ています
県の花き指導センター(入場無料)で見つけた「黄色い椿」(中国広西チワン族自治区) 無料の足湯がいたるところにあり


   定年後に連れ合いと行った旅の記録です。      





国東半島 石仏めぐり

土日は人が多いい。今日しかない!と国東半島に行っていました。
恥ずかしいはなし、「国東」(くにさき)を読めなかったのです。「こくとう」?「くにひがし」?
その国東半島に行ってきました。 

ここで昔話しを!

昔々のお話です。この田渋の里に毛むくじゃらの赤鬼がやってきて、人間を食べるというのです。
それを聞いた熊野の権現さんは、何か良い方法はないものかと考えました。
そして、一夜の内に百の石段をこさえたら許してやろうと約束したのです。
権現さまは、到底できるはずはない!と思ったのです。・・・・が、なんと赤鬼は、ヒョイヒョイと石を担いで、あっという間に五十段をこしらえました。
その早いこと早いこと、みるみるうちに九十九段を築いたのです。
おどろいた権現さんは、百段目の石を担いだ赤鬼の足が山陰に見えた時、「コケコッコー」とにわとりの鳴き声をまねしたのです。
赤鬼は「負けたー!」と最後の石を担いだまま逃げ出したそうです。
熊野山たいぞう寺から魔崖仏を通って熊野権現さまで続いている石段は、この赤鬼が築いた石段だといわれ、今でも多くの人々に親しまれているそうです。 めでたしめでたいし!

赤鬼が作った石段。 歩きにくかった! 大分県には石仏が多い、特に国東半島に! 左の不動明王の表情が良い。
大日如来の石仏 山の上に橋が・・ 行こう! やめよう! 「真木大堂」の入り口


   定年後に連れ合いと行った旅の記録です。      



     青春18キップの旅                 2007年3月7日

「青春18キップ」を知っていますか? 
もともとは学生が休暇中に安く旅行が出来るようにと考えて作られたものですが、今では退職した老人が多く利用しています。
今回は、11500円が8000円に割安!(JR発足20周年記念)
普通列車しか乗れませんが、連れ合いと一日、列車の旅を楽しんできました。

「青春18キップ」とは?
1.年齢制限はありません。
2.全国のJR線の普通・快速列車が乗り放題。
3.一枚のキップで5回分使える。
4.春・夏・冬の期間のみ使える。   詳しきはここを!

今回の旅

車で走っていると、トロッコのような一両編成の列車がガタゴトと走っている姿を見ることがあります。
「今度は、ゆっくりと列車の旅がしてみたいね。」という訳で、行ってきました。

 8時10分 本郷駅発
   ↓ 
10時01分 岡山駅着
10時08分  〃  発
   ↓
11時37分 新見駅着
 (美術館見学・駅弁購入)
12時28分 新見駅発
   ↓
13時48分 備後落合駅
   ↓(臨時バス)
14時17分 備後西城駅
   ↓
15時12分 三次駅着
15時33分   〃 発
   ↓
17時32分 広島駅着
17時52分   〃 発
   ↓
18時51分 本郷駅着      運賃総額 11590円

途中の新見駅で51分の待ち時間があるので、駅裏の「新見美術館」での「富岡鉄斎展」を見に行く予定であったが、降りてみると雪がチラホラ、しかも駅の表玄関から裏に抜ける道がないのです。
聞いてみると、500mばかり歩いた所に地下道があり、そこから坂を約1Kmほど登った所に目的の美術館があることがわかり、行くことを中止することに意見が一致。ユックリと駅前を探索しました。
伯備線や芸備線に乗ってみると、同じ青春キップを使っている若者や熟年者の姿を見ることが出来ました。
あと3回使うことが出来るので、使用期限の4月10日までに神戸市立博物館での「ミイラと古代エジプト展」を見に行きたいと思っています。
それでも後1回分が残るので、どうしょうかな〜?

以外にきれいな伯備線の列車 新見駅前 駅から見える美術館、しかし・・・・
駅前のモニュメント(大名行列) 芸備線(卒園遠足の子ども達と遭遇) 車窓の景色はバツグン!しかも駅弁を・・・
土砂崩れのためバスで移動 バスでの移動もまた良かった 雪の中を三次駅に向かって移動


   定年後に連れ合いと行った旅の記録です。      


湯治  国東  青春18キップ